日本が原産の紫陽花は今や欧米でも人気だ其うで

其の始まりは戦国時代迄遡り　

幕末長崎オランダ商館の医師

シーボルト等によって益々広められて行くのだが

其のシーボルトがなにゆえか

日本では紫陽花を“オタクサ”と呼んで居るのだと　

其の様な事実は何処にも無いにも関わらず　偽り

を口にし続けて居たのである　　

紫陽花の花言葉は数在れど

紫の色の紫陽花の花言葉は

『　辛抱強い愛情　』

なのだ其う

梅雨の長雨に耐え忍ぶ様が

凛とした美しさを想わせる

故に“　辛抱強い　”との事

ならば“　愛情　”は何処に

掛かるのか

昨年は一輪も咲く事の無かった

店前の紫陽花が

今年は七輪も咲いてくれました

数的には幸運の筈ですのに　…

何はともあれ　今の私達にとり

花をつけてくれるだけで

有り難い事でございます

『　料理やお店に関わらない事でも良いから

せめて　何かしら呟いて　』

との声が多数寄せられて居りますので

お言葉に甘え　

何かしら呟く事と致します