お知らせ
2019 / 10 / 17 20:42
サワードゥ 観察日記… 3日目の夜
想うに
ドゥを捨てながら 粉と水を加え混ぜて行くのは
捕食者を減らしつつ 絶えず新鮮な餌を与える事
で 菌の活動を活発にする事が目的なのでしょう
が 当時の食糧事情を鑑みれば 穀物を粉にする
事さえ大変な作業で有るのに 少量とはいえ折角
得た食材を意図も簡単に捨てるであろうか
答えは否である 何故か
此のドゥは 粉と水を混ぜ合わせただけの原始的
な製法である筈
此の画像でお分かりの様に 瓶の内側にうっすら
と線が付いて居りますが 此れはドゥが其のライ
ン迄膨張し縮んだ事を意味するものでございます
此れをご覧に成られた御方の中には
「ほらご覧なさい 此れは失敗よ」と 口にされ
る方も居られると思われますが 泡立ちは理想の
泡立ちに変化しつつあり 香りも日一日と微臭な
がら強さを増して居ります
申し遅れましたが 此のドゥは仕上がる迄ほぼ同
じ様な状態なのでございます
成れど サワードゥブレッドを仕込む時には
サワードゥの4-5倍の粉と其れに準ずる水・塩等
場合によっては砂糖や油脂・卵等加える事が出来
るのでございます つまり餌はたっぷり 余りあ
り焼成の一次、二次の発酵時 菌の減退による発
酵不足など有り得ぬ事なのでございます