お知らせ
2020 / 07 / 14 17:45
知らないとヤバい 日本全国「あぶない地名」…「九州豪雨」で蘇る驚愕の歴史
なるタイトルに目を惹かれ読んで見たものの
「この単語が入った地名に要注意」あなたの街は大丈夫
のページを開いて見ましたならば
納得の行く説明もありましたが 行かぬ所も多々在り
中でも「津留」の意味を
水路のある低地で鳥の「ツル」の首のように屈曲した水害が起きやすい土地
とあり 限られた升目を埋めるのは仕方無しにしても
この「鶴」が「津留」となり今に歴史を伝えているのだと締めて居りましたので
此れでは余りに言葉が足りませんので少々加えさせて頂きます
そもそも「津留」とは「つどめ」と申し 米以外の物資の出入りを「津」(川の船着き場)
にて制限を加え荷を留め措く事を言うのである(因みに米の場合は荷留と申す)
白糸台地の末端 三つの尾根にまたがる愛藤寺城(あいとうじじょう)の姿が 両翼を大きく拡げて敵を威嚇する鶴翼の陣の様でもあり 其の様に呼ぶのも判らぬではないが
慶長17年(1,612年) 加藤清正らの手により宇土城 水俣城と共に破却され城下の集落が北へ移動した事もあり
「津留」の場は荒廃したまま幕末を迎えるのである
故に「ツル」とは 様々な事情により「津留」を放棄したが為に何時しか其の呼び名は忘れられ代わりに「ツル」と呼ぶ様になったのであろう
因みに 此の地の「津留」は古来から「ツル」と呼ばれている節があるが始まりはやはり「つどめ」なのである