お知らせ

2021 / 05 / 19  14:14

鶴ヶ峰:つるがみね …

鶴ヶ峰:つるがみね …

鶴の“つる”は水流を表し故に “川の流れる所にある山” と …

其れが“鶴ヶ峰” と … 

其んな馬鹿な 

其れを当て嵌めるならば 日本全国“鶴ヶ峰”だらけと成ってしまうではないか

同じ“つる”でも真は蔓“つる”の事を言うのである

元は曼“まん”(めうつくし·ゆたか·ひろい)の意 恐らく胡の婦人と想われるが面衣

(めんごろも·ベール)を引いた時に目が現れる一連の動作を表し 其の目は長く豊

かで美しい様を伝えて居るのである 水流の“つる”は蔓の如く横に長く伸びくね

りと曲がる姿を伝えて居るのであろう 故に鶴ヶ峰と水流との関わりは無く 低

くとも “横に長く伸びた緑豊かな美しい峰” が本筋なのである

鶴は僊人を乗せて高みに昇るもの 吾妻鏡の中に鶴嶺の文字が在るのも其の時代

其の場所であらぬ謀叛の疑いを懸けられ乍ら 一言の弁明もせず百倍の敵を相手

に無鎧で迎え撃った畠山一族は果敢に刀槍を振るうも一人又一人と討たれ 奮戦

虚しく二俣の露と消えたのである 一族の怨念無念少しなりとも晴らす可く編纂

者は 鶴の字を宛てたのでござりましょう