お知らせ

2022 / 09 / 28  20:13

粘土板 … 其の弐

土板 … 其の弐

然る御方から

「3・5・4の刺突文が直角を導くものであるならば 1の口と2の目とされて居る

刺突文は何を意味するのでしょうか」

との御指摘がございましたが 

伊達 藤田 両教授が 其れに付いて言及為されて居た記憶がございませんので

私なりの推考でよろしければ 御応え致します

 目とされる二つの刺突文は 日・月ではなかろうかと想うのでございます

其して口とされる大きな穴は 環状列石のほぼ真北に“たゆたゆ”と水を湛える

神秘の湖 現在の十和田湖 又 其の真下の四角は 列石の真南に当たる現在の

八幡平の平らな頂上を表して居るのではなかろうかと想うのでございます

(土板の裏に記された図柄も凹凸の様に見えなくもない … )

十和田湖も八幡平も同じ 幾つもの火山の噴火により形成された自然な山なれど

一つはカルデラの湖にもう一つは頂上が平らな山の台地にと 現在(いま)に其の

姿を残してくれて居るのですが 其の噴火の様を目にした古代の方々は其の事実

を記録す可く 十和田湖と想われる大きな穴から八幡平と想われる土板の低部迄

熱く燃え盛る泥(溶岩)の通り路とした穴を貫通させたのではなかろうか と想う

のでございます

因みに 土板の低部の四角にはもう一つ候補が在るのでございます 

其れは 列石の2㎞南西に黒又山(クロマンタやま・標高:280㍍)なる山が鎮座まし

て居るのですが 現在は山の形が円錐の形をして居るものの 元は四角錐であり

山頂は平で石を用いたテラス状のピラミッドの様な山故に 其の平な頂上は祭祀

を行う場 又は日・月の運行を観察する天文台 若しくは中山王墓の如く当時の

支配者の墓を表して居るのやも知れませぬ

何れにせよ 古代のロマンは尽きぬ 

のでございます